あなたのマナーが町を変えます。NPO法人タウンモービルネットワーク北九州は、CO2削減など都市環境問題を課題に、公益・公共の目的に貢献する活動を展開しております。

目的と海外事例

ホーム > NPOとは? > 目的と海外事例(参考)
利用者自身の手で貸出・返却を行う市民のための「レンタサイクル」【フランス:ヴェリブ】

ヴェリブとは、フランス語の「vélo」(ヴェロ・自転車)と「libre」(リーブル・自由な)という単語の造語である。観光地などで行われている「レンタサイクル」と違い、市民の移動手段として導入されている。24時間・年中無休の利用が可能で、路上にあるステーションにて、利用者自身の手で貸出・返却を行う「セルフレンタル」となっている。パリ市当局は、ヴェリブの普及により、地球環境に優しい自転車の利用促進を目指している。システム開始から1か月間の延べ利用者数は約165万人に達し、予想以上の好評を博している。

システム導入時は、屋外に設置された750か所のステーション・10,648台の自転車でスタートし、一つのステーションあたり、15個以上の駐輪ポイントが設置されている。2008年4月現在で約1,500か所のステーション・約2万台の自転車がそれぞれ配備されている。

パリ市はこのシステムの運用に関して、費用負担が一切なく。パリ市と大手広告代理店であるジェーシードゥコー社が契約することで、同社がパリ市内で優先的に1,600枚の広告パネルを設置できる権利と交換に、システム運営に掛かる経費を負担することになっているのである。この契約により、広告収入はパリ市の財源となり、市の財政も助けられることとなる見込みである。

当NPO法人も、この様な事業スキームを目指し活動している。

 
シティーバイク無料交通システム【デンマーク:コペンハーゲン市】
システム概要
シティーバイクは市120ヶ所に配置された自転車ラックから20クラーネ(約150円)硬貨をデポジットとして入れ、ロックを外して取り出す。使用後はどの自転車用ラックに戻してもよく、自転車をロックすると20クローネ硬貨が返却される。時間の制限はなく利用できる。

システムは4月から12月までの比較的暖かい期間利用でき、12月になると保管のために回収し、冬の間に修理などを行う。シティーバイクは市の中心部でしか利用できず、その範囲は自転車用ラック設置箇所全てに地図で表示されている。
 
目的
シティーバイクは公共交通の延長として適していることから自転車復興政策の一環として市は、このプロジェクトに積極的に取り組んでいる。例えば、列車かバスでコペンハーゲン市に着けば、シティーバイクを通勤やショッピングに利用できる。利用できる範囲は自動車用の有料駐車地域と同じ範囲なので、市の中心部では車よりも自転車を使うことが望まれる。
しかし、市民が利用している自転車に替わるものではない。事実、市民の大半が自分の自転車を所有し利用しているのが現状である。
 
自動車に依存しないコミュニティー【オランダ:ハウテン】

オランダ国内でも最先端の自転車都市と言われるハウテンは、オランダ第4の都市であるユトレヒトの近郊に位置するニュータウンで、人口は3万人、面積420haのコンパクトな都市である。

この街はニュータウンでまちづくりの初めから「自動車に依存しないコミュニティー」を目指してきた。ニュータウンの外周には約8kmの環状道路が整備されており、自動車はその環状道路を使って市内へ入る。

ニュータウン内のネットワークの骨格は、自転車・歩行者道ネットワークを中心に構成されている。駅前のセンター地区を中心に放射状に自転車幹線を配置し、各居住区から幹線までを自転車支線で結んでいる。

自転車ネットワークと自動車ネットワークは基本的に分離していて、交差点では自動車に対し自転車が優先である。自転車道と歩行者道は緑地帯と一体的に整備され、快適な空間を提供している。

ニュータウン内では自動車が抑制されており、各居住区の自動車の入り口は1ヶ所だけである。自動車で居住区間を移動する場合には、一旦環状道路に出なければならない。また、T字路やL字路が組み合わされ、自動車の速度が低下する交通静穏化方策がとられている。